短編 風間風太郎の教師生活 その9

短編 風間風太郎の教師生活 その9


どもども、神代です。
最近毎週末に外出して、野外FGO起動をさせています。
まぁあれです、霊装狙いですw

そんな最中、ちょっと書き進んだのでアップします。
この三連休で、もうちょっと別のも書こうかなぁなんて思って居ますので、期待せずお待ちください。


 

 多くの男子高校生が俺に絶対服従を誓っている。

 これは強制したものではない。

 しかし憧憬によるものでもない。

 原因は、

 

「(学割チケット、か)」

 

 そう、ある系列の商売からの学割チケットであった。

 ぶっちゃけ、男子学生に水商売で排泄しろと言い切った後、近衛理事長から呼び出しはあったが、逆に感心されたというわけで。

 素人女を食い荒らすぐらいなら商売女の方が数倍理性的だと裏向きで賞賛された。

 表向きは叱責であったが。

 

 それはそれとして、表向きは性商売を応援するかのような発言をしたことになっていることになっている俺であるが、逆に十代の無軌道な性衝動に手綱をつけたと賞賛するという話もあり、性病的に見ても安全安心で経験値が積めるという好評もある。

 ・・・もちろん、表向きでは抗議が集まっている。

 

 が、基本的には学習という面で安心と安全が求められる現代における商売女は素晴らしい教導官であるべきなので、いろいろと調査したところ、かなり具合のいい団体があったため、詳しい話をして協力を願えないかと話を持って行ったら、渡されてしまった。

 

 麻帆良学園生向け学割チケット、を。

 

 

 

 

9.風間風太郎の饗師生活

 

 

 

 

 俺にどうしろと。

 思わず頭を抱えた俺であるが、師匠、新田先生は苦笑いで言ってくれた。

 

「時代の求めに従って、教師も変わるべきなのかもしれないが、私には無理そうだ。風間先生、頼むよ」 

 

 というわけで、女子中学生の先生なのに、風俗希望男子の窓口になってしまいました。

 学校管理と言うことで、担当は俺、責任者は統合理事長、そして申請書類とか親の承諾書とかも必要なわけだが、まじで承諾書を持ってきた勇者が多いこと多いこと。

 父親同伴で集団面談したところ、俺が示した方針にが大賛成だとのこと。

 母親はへそを曲げたようだが、それでも不義の子供が生まれるよりはましだという判断にはなったらしい。

 代金は自分でバイトして貯めるそうで。

 親からの援助は一切無い、ということになっている。

 中には同行する親の分の割引はないかという話はあったが、そういうプレイは推奨していませんと返すと、会場は爆笑に包まれた。

 

 中には親の承諾がもらえなかったと泣きついてくる生徒もいたが、それは親からの信頼がないからである旨の説明をし、親も呼んで話したところ、バリバリに俺が怒られた。

 まぁ、子供には早すぎる内容だから親が手綱を締めているんだという趣旨の内容であるとまとめられる。

 つまり、親が手綱を持たないとだめだという程度の信頼しか子供は得られなかったんだ、と、俺はその場で説明した。

 

 成功をすることで何らかの問題を起こすという確信が親にあり、その確信は今までの自分の行いがそうさせているのだ。

 逆に言おう、早すぎると思われないぐらいに信用を積み重ねられれば、それは話が変わるだろう。

 

「そうですよね?」

「「・・・」」

 

 ご両親、沈黙の了承であった。

 

 やりたい盛りの子供が親公認で商売女に接触するためには、それなりのハードルがある。

 科目点数にして8割越えを条件にしてみては、と話すと、男子生徒は絶望に彩られた顔になった。

 逆に両親は喜色にあふれる。

 あ、許可するつもりないと思ってやがるな?

 

「順位では公平性にかけるだろ? 点数なら努力内容が直結する。順位は自分以外も努力すると相対的に落ちる可能性がある。自分の努力を点数という形に変換するべきだ」

「「「・・・」」」

 

 両親、子供、共に痛々しい沈黙。

 両親は「うちのこにできるのかしら」みたいな感じ。

 子供は「やすりかない、ヤルためには!」みたいな。

 

 というわけで、品行方正を金看板にした生徒が爆発的に増え、生徒手帳を持って風俗にいくという微妙な高校生が某所に現れるという流れになってしまった。

 法律的にはいろいろと問題があるのだが、青少年の健全な成長という意味で言えば、裏に隠れて不純異性交遊をするよりもましだという事で、地元警察から黙認をもらっている。

 

「俺も高校の時に、こんな先生に受け持ってもらいたかったなぁ」

「自分、中学校教師ですが」

「・・・まさか中学男子にも割引券を渡してないですよね?」

「それはさすがに無理です」

 

 相談はされるけど、自分の金で行ってこいと言う話には無理があるので除外している。

 

 実際に風俗に行ったという生徒の名前は公表していない。

 しかし、余裕ある見た目になるので結構分かる。

 試験成績が上がり余裕ある男振りになると、だいたい経験者だという男子高校生の噂。

 まぁ、間違いない。

 少なくとも、成績が底辺の男子高校生には割引券は渡してないし、麻帆良男子受け入れ系企業にもいろいろと徹底してもらっている。

 うん、実は割引券という体裁だが、実際には学校公認券である。

 というわけで、学校の一部教員による査察も相まって安全が確認された店舗の割引を行うといいつつ、性病やシステムの管理をしてもらえている良店舗を押さえているという感じもある。

 

 この学校側での性管理という方向に、一部教育指導関連の苦言がきたが、やはりこれも裏向きでは賞賛。

 先日、勉強会と称して、他校での実現性についての検討なんて研修会まで開かされてしまった。

 この手の話って、村おこしと一緒で、同じ事を同じスタイルでやってもうまく行くとは限らないのだ。

 麻帆良のようなシステムならば、ある程度うまく行くが、向かない文化形態の場所もある。

 その辺の分析から始めるべきだろう、と研修会を閉めたのだが、分析は次回で、とか全員でスクラムをくまれてしまった。

 次回開催決定です。

 今回のレジメをまとめて配布すれば、学会レベルで人が集まるとか鼻息も荒い連中もいるが、迷惑ですから。

 

 ウルスラの関連女子からは蛇蝎のように嫌われ始めたが、それもこれも割引券担当だと知れ渡った影響だろう。

 男子高校系教師が面白可笑しく吹聴しているらしい。

 やはりあれか、覆面実地検証チームから漏れたのが不満なのだろうか?

 学校予算で風俗に通ってやがると「ないことないこと」吹聴している。

 直接抗議に来た女子生徒には、趣旨と目的、そして実際に使われている資金源について細かく説明している。

 高い学歴に裏打ちされた高いプライドは、高度な数学的説明に弱く、燃え上がった感情を抑制していた。

 直接抗議にこない系統の女子は「エロ大魔王」とか俺を呼んでいるそうだが、そのあだ名が逆に男子のリスペクトを呼ぶというのだから何とも。

 全く堪える様子がないことに腹を立てた一部女子が、キティとホテルデートして出てきたところを撮影してネット拡散してきた。

 ホテトル嬢と密会、みたいに。

 が、その写真にうちって居たのは婚約者のキティ。

 早々に「ホテルデートじゃん」「美人と婚約うらやましい」「リア充爆発しろ」などの追加情報が加わり、全くの不発。

 逆に撮影者が特定され、「この時間にホテル街で盗撮とか乙」「女子高生が一人でホテル街、エロい」「本人写真をアップしますた」「おお、制服姿でホテル街、・・・ふぅ」等々の情報が追記。

 さすがに可哀想になったので、本人がキティと自撮りツーショット写真をアップロードして「幸せな僕らを祝福してください」とかましたところ、一気に「爆発しろ」コメントでネットがあふれたのであった。

 

 リアルが充実しているうえに女子中学校で教師をしています、とコメントが付いて、一部学生がいきり立ったそうだが、キティレベルの婚約者が居て中学生と浮気とか無いわ、と俺を騙ったコメントが追記されるあたりでどういう流れかが知れる。

 どうもうちの生徒が援護射撃をしてくれているようなのだ。

 たぶん「ちう」だろう。

 あいつは男前で気風が良すぎるというのが欠点だと感じている女子生徒。

 ネット関係で場を荒らす連中を迷惑に感じているらしく、感覚的にネット番長という感じ。

 

 

 

 性交自体をするということは婚姻届にサインしているようなものだとか、女性の「いいよ」は子供を作って育てる覚悟をしたから「いい」という言葉だとか。

 割引券発行の際に定期的な説教をしていたら「リア充先生語録」とかいうWikiに纏められてしまった。

 女性からしてみれば、なにを当たり前のことを、という内容なのだが、男性というか男子には衝撃的な内容だったらしい。

 ひにひにアクセスカウンターが延びていたりする。

 

「えーっと、風間先生」

「なんでしょう、瀬琉彦先生」

「・・・ネットのWikiで書かれてる、あれなんですが」

 

 どうにも若手男性教師の方々からも相談があるようになってしまった。

 妻帯者の先生からもメール問い合わせがあったりするので何ともいえない気分になります。

 

「長年、妻と言葉が通じない意味がわかった」「日本語を話していないとは驚いた」「翻訳辞典の出版希望」とかなんとか。

 とはいえ、恩師新田先生あたりなんかは、そのへんの悩みは無いらしいのだけど。

 あの人、むちゃくちゃ愛妻家だし。

 お誕生日ところか毎月花束買って行くし。

 季節の折々のプレゼントは欠かさないし。

 生徒からアクセサリーの情報を聞き出したり。

 結構、マメ。

 逆にガンドルフィーニ先生あたりは「シャイ」過ぎるらしい。

 子供や妻に愛を、となると、あの色黒の顔を真っ赤にして言葉も出ないそうで。

 奥さんはそんなだんなをめでるのが趣味だとか。

 割れ鍋に綴じ蓋。うん、いいことだ。